また、1年がさっと過ぎ去りそうになります。
1年を過ぎる前に公開したかったのですが、気持ちの整理がつかず、また、新型コロナの影響で比較的時間に余裕があった昨年と異なり、今年(2021年)はずいぶん忙しくなりました。 2020年11月24日の朝、シマが旅に出ました。 そして、2021年10月16日の夜、アンジーが旅に出ました。 もう帰ってくることはありません。 2匹とも年齢を思えば無理もないことですが、寂しさが先に立ち、今でも写真を見返す事すらできません。 しかし、気持ちはいつか整理したいし、それが生涯そばで過ごしてくれた猫どもへのお礼かなと思っています。 まぁ、自分が納得する、というのが意外に大きいかも知れません。 少しずつ振り返ってみましょうか。。 当時の日々の出来事はtwilogに。SNSの性質上断片的になりますが記録しています。 #
by K318Ci
| 2021-11-23 23:42
| 猫話
2003年8月、ユキとシマの姉弟は家にやってきました。
翌朝、先に顔を出したのはユキ姐さん。 上の1枚は、はじめて撮った彼女の写真。8月3日。 姉弟は絶えず2匹でもつれて走り回り飛び回り、あらゆるものをひっくり返し、しがみついて傷だらけにし、蹴っ飛ばしては壊すかなだれ落とすかして、それまで静かだった我が家を一気に賑やかにしてくれました。 部屋の柱はユキ姐さんが飛びついた爪あとでいっぱいです。とほほ。 このころ、ユキより小さくひ弱だったシマ坊ががっしりしてきて、生来穏やかな(?)性格のユキは、控えめなところを見せるように。 玄関でキャリーを開けた途端、出迎えたシマ坊がユキ姐さんのおしりに勢いよく顔を突っ込んでいました。えーと、寂しかったってことですか。 術後はしばらくつらそうで、気が気でありませんでした。 ユキは寛大なのか、家の新入りに好かれてよく猫団子になっていました。不思議なことに、ユキが自分からだれかに寄り添っていくところなど1度も見たことはなく、ユキが1匹でのんびりしているところに潜り込まれるといった様子です。 ここまでの写真を見てもわかるように、彼女はどちらかというと猫らしく表情の乏しい子で、当初この姉弟を保護し、面倒を見て里親募集を行った保護主さんがユキを評して「慈悲深い」と書いた理由は長い間わかりませんでした。 今回、16年間撮りためた写真の一部を見返して、ユキが弟のシマや、新入りや保護猫に寄ってこられると自然と懐に寄せ、かいがいしく面倒を見ているシーンがあまりに多く、なるほどユキの慈悲深さとはこういうことか、と気づきました。 家に来てからずっと、ばねの入ったオモチャのように遊びに夢中だったユキ姐さん、このころから私のそばにきて甘えるようになりました。 不意に足元にきて、じっと見上げているのに気づき目が合うと「ブニャーン!」と訴え、椅子によじのぼってきます。 背中をなでるとじっとして、ゴロゴロと喉を鳴らします。 これが毎日の習慣になりました。 いつでも、他の猫の誰より私の近くにいました。 ユキは2歳ごろからアレルギー症状が出はじめ、肥満細胞腫も発症しました。 元気いっぱいのユキがどうして、と当時は悲しかったものです。 アレルギーによる発疹は治ることはなかったのですが、幸い肥満細胞腫が悪化することはありませんでした。 2005年11月からこのブログをはじめました。ここからしばらくの様子は、過去ログに頼ることにします。 写真が多すぎて、確認するだけで1週間はかかりそうで…。 10年後。 ユキ姐さんは人間に例えるともち肌といいますか、ぽちゃぽちゃした手触りが特徴的です。 上の写真はそのぽちゃぽちゃ感が伝わってきて好きなのです。 この日は、かれら姉弟が元気に過ごせたことを喜んでいたのです。 肥満細胞腫には皮膚の刺激もよくないと聞き、長い間彼女の頭部を必要以上に触らないようにしていました。耳の後ろを掻くなんてもってのほか。 なので、目クチャも拭くことはありません。どうせ、かゆがって自分であらかた落としてしまいます。 毎日接していると慣れて何も感じませんが、びっくりします? 嘔吐癖がないのに最近よく嘔吐すること、ゴハンを少しだけ残すのが気になったことと、健康診断も兼ねて動物病院へ。 触診、問診だけで検査はなく、もともとアレルギー持ちということで、新しく発売されたというアレルギー用療法食をすすめられました。 かつてユキが行ったアレルゲン検査は、猫については検査結果が不正確なため、もう行われていないそうです(2018年10月)。 つまりユキのアレルギーは原因不明、アレルゲンを排除したフードを摂ることで嘔吐が治る可能性があると。 アレルギー用療法食の基本は、ほかの食べ物を一切摂らないことです。 2か月ほど続けて、それで改善するかどうか様子を見ましょうということになりました。 キャリーの蓋を閉め、診察室を立ち去る直前に獣医師さんが 「高齢だし、ほんとは血液検査やレントゲンもやってみてもいいんだけどねぇ」と、独り言ともつかない小声でつぶやきます。 はっきりすすめられなかったこともあり、また療法食を試して解決の可能性があると提案されたばかりでもありで、そのつぶやきには答えようがなく、病院を出ました。 この日、この瞬間を思い出すたび、後悔で体が震えます。 More #
by K318Ci
| 2020-01-02 06:02
| 猫話
15日にすず、16日にハリー、彼女たちの時が止まってまる2年。
絞りのはずが、ピンク1色の花が出てきました。 この株、残念なことにウイルス性の斑が出てしまいましたが。 12月は花が少なく、彼女たちの棺に入れる花の手配に苦労したので、この時期に花の咲くものをと買い求めました。 ハリーに今川絞、すずには、同じサザンカの乙女サザンカを。乙女サザンカは、今川絞よりほんの少し、開花が遅い性質のようです。 昨年は、ちょうどケーキチケットがあったのでデコレーションケーキを供えました。 今年は何もないと寂しいような気がして、プティガトーを買ってきました。 金曜に買って日曜まで持たせたので、ややくたびれてしまった。 お菓子は写真を撮って速攻で撤収です。 花屋に花がない(仏壇用の菊はあるけど)、あの日、2日続けて走り回ったときの心境を、今も生々しく思い出します。 冬になり野山の花が終わり、久しぶりに花を買ってきました。この花がまた、くたびれ気味で。 いつか、ハリーやすずが、かつてのようにユキシマ姉弟に甘えにくるといいな。 #
by K318Ci
| 2018-12-16 23:57
| 猫話
21日はたいへんな暑さで、人間はぐったり。
22日にはすこし気温が下がり、過ごしやすい1日になりました。 この1枚目の油断しきった表情がいいんですけど、撮影下手で決められないのです。 #
by K318Ci
| 2018-04-23 01:09
| 猫話
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