おしゃべりハリーの静かな旅立ち
2004年、六本木から車に乗り、連れて来たハリー。
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2004年7月12日。
家に来て間もない頃。

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ハリーの保護主さんは2人。
お一人はユキシマ姉弟と同じ横浜在住の方で、もうお一人は現在サイトを閉じてアメリカに移住。
サイトがあった頃の記録を一部残していました。
ハリーの仮名はハリエットで、当時ブームだったハリー・ポッターの小説にちなんだそう。
元々は左奥のサビの女の子を希望していましたが、当時体調が不安定だったそうで
ハリエット嬢が家に来ることに。

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2004年8月15日。
左、保護猫メリーさん。右がハリー。
仲良し、メリハリコンビ。
地元の道の駅でさまよっていたメリーさんは、今思えば猫嫌いで、妊娠もしていたため
先住猫たちを見てピリピリしていたのですが
ハリーが無邪気に慕って来るので、次第に馴染んでいったように思います。

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2004年11月23日。
ユキシマ姉弟と、当時保護していたメリーさんを心から慕っていました。

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撮影年がわからなくなってしまいましたが、動画からキャプチャしたハリー。
カメラが嫌いで、レンズを見ると顔をしかめてしまい
カット数が多いわりに“いつものハリー”の表情が少ないです。

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2012年4月5日。
この顔は、寝ぼけていると思う。

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2012年1月24日。
うまく表現できませんが、なんというか、変なキャラだと思います。
この、母猫譲りの短尾で、ハリーはCFAにジャパニーズ・ボブテイルとして
登録していただいたりもしています。

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2015年12月30日。
やっと撮れた、ハリーらしい顔。
私が布団に入ると、待ち構えたようにやってきて
「ゔるるんっ!」と一声上げてベッドに飛び乗り、人の腕にちょこんと両足を乗せ
モミモミモミモミ…と甘えまくって、満足するとさっさと去っていくのが日課です。

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2016年3月13日。
シマ坊にかわいがってもらって、嬉しくてたまらないハリー。
(そのあと、カゴから追い出される)

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2016年12月3日。
まくらの上で寝るので困っていました。
この枕カバー、いまも洗えないんですけど、どうしたらいいのやら。




ここ2年以上、ハリーは嘔吐の癖がひどく、食欲に極端なムラがあって
何度か動物病院で診てもらっていました。
しかし血液検査で異常が出ず、抗生物質とステロイドで多少改善して
治療終了、のパターンが続いていました。
アレルギーかもしれないが、食べる時はそれはもうガツガツと食べ、
平気な時は平気なままなので
動物病院では、あまり重要視されていないようでした。
すずの治療と並行して11月に診てもらったときも、
腸の動きがおかしい、と指摘されましたが、
血液検査や尿検査に異常がないこともあって原因究明とならず、
薬を1クール飲んで「もう大丈夫」とされたくらいです。

12月16日。
すずが15日に亡くなり、翌16日、葬儀社に自宅へ来ていただき
玄関先で簡単な葬儀をあげてもらいました。

来客が大の苦手、特に男性のお客さんが来ると怖がってしまうハリーは
私のベッドの下で固まっていました。
葬儀社の車が去って1時間も経たない頃、ベッドの下から大きな鳴き声が。
ハリーです。何度か、大きな声をあげました。
「いけない吐くかも」と思った私は、とっさにベッドの下からハリーを引きずり出し
そこで異変に気付きました。
体を強張らせており、まもなく失禁。

すぐ、キャリーに入れて動物病院に連れて行きました。
道中「ハリー、ハリー」と声をかけると、ものうげに顔を向けました。
ハリーの反応は、それが最後だったと思います。


動物病院は混んでおり、受付で症状を伝えたのですが、順番が来るまでが長かったです。
(もっと強く急変を訴えるべきでした)
診察室に入り、キャリーを開けると生臭い。
敷いていたペットシーツには、水染みが広がっていました。よだれとの事です。
ハリーは目を開いていますが、意識がないように感じられました。
獣医師「これは、いけない。これは、危ないです」。

その場でレントゲンと血液検査を行ってもらいました。
ひと月前に同じ病院で検査した時、異常がなかったハリーの血液は
もうなんの病気かわけがわからないほど、めちゃくちゃな数値でした。
獣医師「せいいっぱいの事をしてみます」。
その場で入院となりました。

自宅に戻り、呆然としながら、その他猫ども7匹にゴハンを供し
自分の食事を作り、食べているような押し込んでいるような状態で過ごしました。
その時、携帯を手元に置いていない事に気付きませんでした。
部屋に戻り携帯を見ると、22時42分以降、数回の着信記録と、留守電。
メッセージ「ハリーちゃんの様子が変です」。
あわてて動物病院に電話しました。
時間は23時を過ぎていました。

「電話した時はまだ息があったのですが、さきほど…」。

何が起きたのか。
すぐ、車で動物病院に向かいました。
ふるえて、クラッチがうまく踏めません。

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2016年12月17日(16日深夜)。
家に戻り車を止め、しばらくハリーの足をさすって嘆いてしまいました。

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硬直が早く、連れていったときのキャリーに入りませんでした。
所在なく、彼女をベッドの上に。
ユキ姐さんが近づきました。続いてアンジー、ホシ。
その後、ユキは二度とハリーに近づこうとしませんでしたが。。

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12月17日。
すずには、近くの花屋さんで生花を買ってお棺に入れたのですが
量も種類も少なく寂しかったので、ハリーにはコストコまで行って花束を買って来ました。
すずとは、予算は同じですが、量的に差がついてしまって、申し訳ないなと思っています。

葬儀社で、前日に預けたすずのお骨を拾いながら、傍でハリーの葬儀を行ってもらいました。
葬儀社の方も、このようなケースははじめてだとおっしゃっていました。

翌日。ハリーのお骨は、闘病のあとを思わせるすずのそれとは異なり
予想以上にしっかりしていました。
亡くなる直前まで食事をしていた形跡があるとの事です。
その時、私は初めて、ハリーはなぜ死んでしまったのかわからないけど
命にかかわるほどの“病気”では、なかったのでは…と思いました。
もう、遅いのですが。





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この秋、なにげなく買ったビオラの名が「ハリーの冒険」だったので
ハリーに供えました。


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by K318Ci | 2017-01-02 04:23 | 猫話
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