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オボロの尿検査
アンジー、こっち向いて。
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「なによっ、おやつじゃないの?」


おやつはないよ(^^;)。


● ● ●


ここ数日ふられっぱなしでしたが、なんとしても
尿検査を行いたいオボロ、14日にまたまた強引に
モンプチ汁を投入して採尿に成功しました。
その時、すでに午後7時。あぁ診察時間が終わってしまった…。
××××中に動物病院に電話予約をして(^^;;)、
尿検査をお願いしました。
結果次第ではまたお注射の可能性もあったので
オボロも連れていきました。
自宅検査ではpH5.6。

 尿に潜血反応なし。
 比重よし(モンプチ汁をたらふく飲んだのに)。
 pH6(病院の検査の単位は細かくない)。
 結晶のかけらが出ている。ハッキリわからないが
 シュウ酸カルシウムではなくて、ストルバイトかな?

 小康状態、ですね。

もう1回抗生物質の注射を打ったほうがいいか
獣医さんは悩まれたようですが
とりあえずここで治療は終わりにして
「様子を見よう」ということになりました。
オボロはキャリー入りのまま待ち続け、車から降りることは
ありませんでしたが、帰宅後はムッッッッッ…ツリ( ̄ヘ ̄)と
静かに怒っていました(^^;)。
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しおらしく、くたびれハウスでくつろぐ。
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実はフツフツと怒っているオボロ(^^;)。
ごめんよー。でも、血尿がおさまってよかったね。
ストルバイトと違って、これで一件落着とは言えないものですが
せめて尿がもっと安定するように、ヌシも気をつけてあげなくては
と思います。


● ● ●


先日、ちょこっと書いた話題について。
昨年、コロナウイルス抗体価検査で芳しくない結果が出たヌシ家は
FIPという病気と無関係ではないかも、と震えました。
当時、相談に乗っていただいた方、アドバイスをくださった方
不安が募る中、とても心強かったです。ありがとうございました。
おかげさまで、いまのところ猫どもに発症の気配はまるでなく、
元気です(^_^;)。


FIP確定診断を可能にした新しいPCR遺伝子検査を行っているのは
ケーナインラボという会社です。
ここのHPの「ネコ伝染性腹膜炎(FIP)ウィルス(FIPV)感染遺伝子検査
というPDF資料に
『FIPV数とコロナウィルス抗体価の相関』というグラフがあります。
ここには、従来のコロナウイルス抗体価検査では
俗にいう“陰性”とされた個体※にも、FIPV陽性が多数確認された
という驚きの結果が記されていました。
(※「FIP発症が疑われた個体」からのサンプルによる統計です)。
この資料の信頼性など、ヌシにはさっぱりわからなかったので
獣医さんに見解をうかがいました。

まだ始まったばかりで実績が乏しいながらも研究データの信頼性は高く、
獣医さんも大きな期待を寄せておられるようでした。
(新しい情報にはいつも慎重な姿勢の動物病院です)。

この資料を見ていると、FIPという病気は、結局、
ますます正体がわからないものになったような気もしますが
コロナウイルス抗体価がFIP発症の目安にならないこと、
新しいPCR検査によって早期確定診断が可能になったこと、
それだけでもありがたいと思います。

ネココロナウイルスの危険性がよくわかっていない…
という現実はありますが、ウイルスフリーを実現する方法※、
それを証明する方法が確立されていない以上は、
外に出かけて事故に遭わないか、通り魔に遭わないか
マンホールに落ちないか、1等当選宝くじを拾わないか
くらいに心配するしか、ヌシには手だてがありません。
おだやかな生活が送れるよう毎日気をつけて
あげるのが、ヌシにできる唯一のことです。

今後はどうかFIPの予防法、治療法が確立しますように、と願っています。

(※理論上ウイルスフリーを実現する方法はあります)。



■2009年5月追記。
検査機関より検査名の名称変更が発表されました。
「ネコ伝染性腹膜炎ウィルス遺伝子検査」→「ネコ・コロナウィルス遺伝子検査」
PDF資料
2008年10月の検査開始当初、この検査についてかかりつけの獣医さんと
「ネココロナウイルスとFIPVを識別する方法があるに違いない」と
語り合っていたものですが(雑談で)、そういうことではなかったようです。
それまで行われてきた血中のコロナウイルス抗体値検査よりは信頼性が高いけど、
確実な診断が得られる場合と、そうではない場合もあるだろうと考えられますね。

by K318Ci | 2008-11-15 02:17 | 猫話
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